かきスタンプ

福岡でフリーランスの物流系のエンジニアやってます。

【2019年版】Mac で IE11 を動かそうとしましたが、諦めました。【人柱】

ミッション

新機能の動作確認をしてみたところ、Windows10 + IE11 環境のみ、エラーが発生して登録できなかった。
このままではリリースができない! 何とかしてくれ !
 

動作環境の整備

<環境>
macOS High Sierra
 
原因がさっぱり分からないので、トライアンドエラーを繰り返すことになりそう。
修正してステージング環境にアップする作業を繰り返すのは手間なんで、ローカルで IE11 が動かせないを試す。
 

IE エミュレート

Chrome Developer Tools の IEエミュレート機能を使用。
 

手順

Chrome Developer Tools → More tools → Network conditions → User agent にて、「Select automatically」のチェックを外し、IE11 を選択。 01_Chrome_conf    
yourbrowser.is にて、IE11で動いている事を確認。  
が、検証機で起こった現象は再現せず。
調べてみると、この方法はレンダリングが絡む部分は対応できてないらしく、確認できる事は限られているみたい。
 
別の方法で。  

Wine(エミュレータツール)を使う

こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
Use IE on OSX with Wine

参考サイトでは IE8 を起動していますが、使いたいのは IE11だったので以下のように変更。

brew install wine
brew install winetricks
winetricks ie11

wine 'C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore'
起動画面

02_wine
起動はできたものの、重すぎて使い物にならず。
あと、何かするごとにすぐにエラーが出る。実用には耐えられないす。

Winebottlerを使う

こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
http://adragoona.hatenablog.com/entry/2015/07/11/170822
 
Wineをラップしたツールみたいです。  
ツールのダウンロードページは、
http://winebottler.kronenberg.org/
なのですが、もんの凄く分かりづらい。
「ウィルスをダウンロードさせるサイトか?」と思えるレベルでトラップが存在する。
 
そして IE のバージョンは 8 しか選択できず。
結果は・・・うん、まぁこんな感じ。
 
03_Winebottler  
固まって動かなくなっているので、強制終了してやって下さい。
 

Easy Wine を使う

こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
https://aprico-media.com/posts/1397
 
exe を macOS で動作させるツールみたいです。
 
Microsoftのサイトより、IE11をダウンロードして実行。
結果は、ご覧の有様だ。
04_EasyWine  
IEはどうやら起動時にOSのチェックをしているみたいで、それに引っかかってるっぽい。
 

仮装マシンを使う

Microsoftのサイトより、マシンイメージが配布されています。
https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/  
OS は Windows 7, 8, 10 から選べるのですが、「IE11 + Windows 10」の組み合わせは無し。
何故だ!?
 
仕方なしに 「IE11 + Windows 8」の仮想マシンをダウンロード。(7.62GB)
 
長い長い DL が終わり、ようやく動かすものの、検証機で発生していた現象が再現されず。
 
何故だーーっ!?
仮装マシンを使ってるせいなのか、Windows 8 と 10 の違いなのか、その辺は不明。
 

結論

素直に Windows マシンを用意しましょう。

頑張りましたが、幸せになれませんでした。