Oracleのログの種類と出力先についてのメモ。
以下、出力先はデフォルト設定時となっています。
クライアントからDBへの接続が出来ない場合
sqlnet.log を確認する。
パスはバージョンによって異なる。
(10g以前) $ORACLE_HOME/network/log (11g以降) $ORACLE_BASE/diag/clients/user_<OS_USERNAME>/host_<MASHINE_HASH_VALUE>_<ADR_VERSION>/trace/
sqlnet.log の出力先は、sqlnet.ora にて指定可。
sqlnet.ora のパスは、$ORACLE_HOME/network/admin/
リスナーに接続できない場合
リスナー・ログ(listener.log)を確認する。
パスはバージョンによって異なる。
(10g以前) $ORACLE_HOME/network/log (11g以降) $ADR_BASE/diag/rdbms/<ORACLE_SID>/<SID>/trace/alert_<ORACLE_SID>.log $ADR_HOME/alert/log.xml
各種アラート情報
アラート・ログ(alert_
パスはバージョンによって異なる。
(10g以前) $ORACLE_BASE/admin/<ORACLE_SID>/bdump/alert_<ORACLE_SID>.log (11g以降) $ADR_BASE/diag/rdbms/<SID>/<SID>/trace/alert_<SID>.log
または、sql plusで以下を実行しても確認できます。
show parameter BACKGROUND_DUMP_DEST
その他補足情報
Oracle環境変数
ORACLE_HOME、ORACLE_BASE のパスは、コンソールより以下を実行する事で確認できる。(Windows環境)
reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE" /s
ADR_HOME、ADR_BASE は、以下のSQLで確認できる。
select * from V$DIAG_INFO where NAME in ('ADR Base','ADR Home')
ADR
ADR(Automatic Diagnostic Repository:自動診断リポジトリ)は、Oracleの診断に使用するファイル群です。